MiKAN屋 PRESS vol.1

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月イチコラムMiKAN屋note改め

MiKAN屋PRESSです。

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日々1歳半児に翻弄されつつ

ゆるゆるとすぎる毎日の中

楽しみにしていた日が来ました。

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1/21(土)

聞いたら誰でも知ってるような

ブランドの大阪店にて

農業における「種」にまつわる

勉強会/トークセッションに参加してきました。

あ　もちろん聴く側です。

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発起人は八百屋。

トークセッションは八百屋×農家。

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内容は

・種採りについて

・有機農業や自然栽培について

・農業と地域環境について

・生産者の理想と消費者からのニーズについて

など多岐に渡ります。

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そもそも論として

お野菜を販売していて

「種」について興味、関心、理解のある方は

とても少ないように感じているので

ちょっと「種」の話を。

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お野菜の種は大きく分けて二種類。

90%以上のシェアを占める「F1種」

そして代々続く「在来種」や「固定種」。

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「F1種」は1第交配種と呼ばれ、

種採りが出来ません。

(＊種採り=今年出来た作物の中でより出来の良いものを残しそこから翌年播く分の種を採ること)

(＊＊厳密に言うと種は採れるけど採る意味がないんです、その種を蒔いて作物が出来てもその親よりも形質的に劣ってしまうので)

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しかし人為的に交配することで、生育が揃う、病気や虫に強い、収量が多いなどの良い特徴をもたらすことができます。

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「在来種」や「固定種」は種採りが出来ます。そしてその種採りこそが古来からの農業の本筋であるのは疑いようがありません。

ただ、在来種や固定種は生育や形が不揃いで

効率が良くない。

なので現代の大きな流通に乗せることは

難しいかもしれません。

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これってどっちが良いとか悪いとかではないですよね？

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実際問題として今全ての農家さんが在来種や固定種に振り切ったとしたらおそらく日本は食べていけないんじゃないかと僕は思います。

それはスリランカが急に

全て有機農業にしようとしてこけたことと

似ている気がします。

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大切なのはそれぞれの現状を知って

必要性を認めた上で

どう理想に近付けていくか。

これ本当に大事なんですけど

日々の仕事でもあってもなかなか

出来る人が少ないなと思います。

なので粛々と淡々と進めるのが一番。

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そしてリアルな話になりますが

それを続けるだけの収益を確保出来るかどうか。

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難しい課題ですが

多くの人の意識に種を蒔いて

いつか芽が出るように

整えていくことを続けたいですね。

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今回はちょっと難しい話でした。

次回は陽気な話でも。

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ヤマザキ